第59代理事長 仁平 広海







 粋という言葉がある。粋は江戸時代に生まれた日本人の心に根付く特有の美意識であり、粋は意気から転じて気概と人情に溢れ、前向きで勢いがあり、明るい様子を表している。
 現代社会は目まぐるしく変化の一途を辿り、未だ行き先の見通しにくい道が続いております。川越も同じ時を歩み続ける中で、様々な角度からまちを見つめ、今直面している課題を打破していかなければなりません。そのためには、まちづくりを牽引する我々が粋を常に心に掲げ、一人ひとりが輝き周りを明るく照らし、一丸となってその輝きをまち全体に広げていく必要があります。そうすることで、まちはより輝きを増し粋に輝く川越が創造されると確信いたします。

「粋に輝くひとづくり」

 粋に輝く川越を創造するためには、我々メンバー一人ひとりが自己成長に努め、個を確立していかなければなりません。そのためには、青年会議所運動の本質を知り、JAYCEEとしての資質を輝かせ、地域から求められるリーダーへと成長することが不可欠です。
 また、未来の担い手である子どもたちには、地域に住まう粋なひととの繋がりをもつことと自然に触れることが必要です。粋なひとと出会い触発されることで、子どもたちは自分自身のビジョンを描くことができます。そして、自然に触れることで豊かな感性を育み、自分自身で考え行動し解決する力を育むことで、将来的に子どもたちはまちのために主体的に行動し粋に輝く人財となります。

「粋に輝くまちづくり」

 粋に輝くまちを創造するためには、行政、諸団体、多くの人びとと連繋し、広域的な視点をもってまちづくりに取り組んでいかなければなりません。まちの中心部以外の魅力的な地域にも着目し、今までになかった粋な発想でその地域を活性化させ、新たな魅力を生み出すことが必要です。そうすることで、まち全体がより輝きを増し、粋に輝くまちとなります。
 また、企業はまちと共存共栄し、持続的な発展をしていくことが必要です。そのためには、強い信念と時代の変化に即した決断力と共に、企業の社会的責任を果たす取り組みを推進していくことが経営者には求められます。そうすることで、企業はより魅力を増し、粋に輝く企業へと繋がります。

「粋に輝く組織づくり」

 歴史と伝統を有する組織をより強固なものとするためには、規則や習慣といった組織運営を時代に合わせ、柔軟に対応していかなければなりません。また、組織の要となる委員会は、委員会メンバー一人ひとりと信頼関係を築き、粋な委員会活動を心がけなければなりません。そうすることで、組織はより輝きを増します。
会員拡大においては、拡大を他人事と思わず当事者意識を常にもつことが重要です。まちの未来を本気で考え、活動を共にする仲間が増えれば、我々の活動はより勢いを増します。
 また、組織の情報発信においては、タイムリーに伝わりやすく発信していかなければなりません。そのためには、これまでの形式や方法に捉われることなく、誰もが圧倒される熱い想いを乗せた粋な広報活動が必要です。そうすることで、多くの人びとに共感を与えると共に、組織のブランディングへと繋げることができます。

「最後に」

 私は、青年会議所で多くの出会いと体験をさせていただきました。そして、多くの仲間に支えられ現在に至っております。感謝の意を忘れることなく、常に輝く一つの灯火となり、覚悟と気概をもって第五十九代理事長として精進していくことをお誓いいたします。